新型コロナ禍後の各業界の人手不足を解消するため、運輸業と建設業以外の業界での域外労働者導入スキームの申請受け付けが９月４日から開始される。８月２９日付香港各紙によると、９月４日から域外労働者導入の申請が受け付けられるのは２６種類の非技術職または低技術職で、ウエーター、ヘアスタイリスト、調理師、販売員などが含まれる。期限は２年で、域外から導入する労働者の給与は香港での同職種の給与中位数を下回ってはならないことが規定されている。特区政府労工処は、労働者補充スキームのカバー範囲と運用を改善した措置の実施後、３カ月以内に申請処理を完了させることを明らかにした。改善措置の下で中国本土住民を域外労働者として導入したい場合、雇用主は本土の関連機関が批准した対外労務合作企業を通じて労働者を招聘しなくてはならないと説明。雇用主は香港で労働者の居住先を手配するほかにも、本土での居住先を手配するか、労働者の本土の居住地に引き続き居住させることも認める。
