「例年にない糖度」 ことしのワイン仕込みがはじまる せらワイナリー(広島・世羅町)

広島・世羅町のワイナリーで、ことしのワインの初仕込みがありました。

世羅町にある「せらワイナリー」では、29日からことしのワインの仕込みが始まりました。醸造所には、町内で収穫された白ブドウの品種「ハニービーナス」およそ2.1トンが運び込まれました。

ことしは成熟期に晴天が続いて雨が少なかったため、糖度が高く、香りが強い良質のブドウになったそうです。

破砕機に入れて、軸を切り離したブドウを搾汁機で絞っていきます。そこにワイン酵母を加え、10日ほど発酵させたあと、タンクで熟成させます。

せらワイナリーは今シーズン、7品種およそ65トンのブドウを使って、10月中旬まで20種類ほどのワインの仕込みを予定しているそうです。

せらワイナリー 醸造主任 橋本悠汰 さん
「ことしのハニービーナスは、例年にない高い糖度を記録していて、とてもいいヌーヴォー新酒ができると思いますので、みなさん、楽しみにしてください」

29日に仕込んだワインは、「ハニービーナスヌーヴォー」という名前で11月上旬からせらワイナリーなどで販売されます。

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