愛媛県松山市にあるをめぐり、新たな動きです。先日、番組では店舗の敷地が開発の上限の約3倍に達していると指摘しました。その後、松山市から指導を受け、ビッグモーター側が施設を3つに区切るなどしていたことが分かりました。
松山市のビッグモーター平井店は、国道11号沿いの敷地いっぱい、約170mにわたり中古車などが展示され、大きなインパクトを与えていました。
しかし、ある変化が…。
記者リポート
「以前は展示車両がずらりと並んでいましたが、現在は価格表示のない車が並べられています」
車は道路から見えるように並んでいるため、一見変わらないようにも見えますが、以前取材した際にはすべての車に価格が表示され、敷地全体が「中古車販売店」として使用されていました。
しかし29日は、整備工場と修理工場の前に並ぶ車に価格は表示されておらず、販売中であることをアピールしているのは自動車小売店舗に展示された車だけに変わっていました。
市街化調整区域に指定され、土地の開発が3000平方メートル以下に制限されているこの地域。しかし、ビッグモーター側は、自動車小売店舗と整備工場、修理工場の3つに分けて、それぞれ上限ぎりぎりの面積で開発を申請。松山市から許可を受けていました。
土地家屋調査士 「明かな違法違法都市計画法違反っていう形にはなりますよね」
整備工場には、隣の施設を横切らないと入ることができず、実態は1つの店舗ではないかと指摘されていました。
以前は施設の間の避難通路が広げられ、車や従業員が行き来する様子も確認されましたが、現在はポールが置かれ通行できないようになっていました。
こうした対応についてビッグモーターに問い合わせたところ「松山市から指導を受け配置を変更した」と明らかにした上で「現在も市と協議中で適切に対応を進める」とコメントしています。