「ライバルとともにがんばりたい」 中2・三好美羽さんが日本一に挑む 全日本中学陸上

広島県で最速のスーパー中学生・三好美羽 さんが、日本一をかけて全日本中学陸上競技選手権に挑みました。

今月25日(金)、決戦の舞台は、愛媛県で開催された全日本中学陸上競技選手権。女子100メートル決勝に進出した福山市立神辺西中学校2年の 三好美羽 さんは、第6レーン。その表情は緊張しているようにも見えますが、リラックスしているようにも見えます。

神辺西中 2年 三好美羽 さん
「心の中は、もう緊張でバクバクでした」

それもそのはず…。隣りのレーンには予選で一番タイムがよかった高知県・大津中学校の 岡林結衣 さん。しかも岡林さんは、小学6年のときに全国大会で1位。三好さんはそのレースで2位。小学校時代からのライバルなのです。

さあ、はたして結果は…

どちらが1位なのか。レースを振り返り、まずは正面の映像。

三好さんは、好スタートを切りますが、後半、バランスを崩しているようにも見えます。スローで見ても隣りのレーンの岡林さんと同着に見えます。

続いて上カメラの映像。2人は激しく最後まで競り合って、こちらも同着に見えます。固唾をのんで結果を待ちます。

なんと12秒12の同タイム。わずか1000分の7秒差で三好さんが2着となりました。

2位 三好美羽 さん(広島・神辺西中)
「後半がやっぱり課題で、前傾姿勢だからスピードに乗らなかったので、そこが残念だったかなって思います。くやしい気持ちもあるんですけど、全小(小学生の全国大会)のときに0.5秒も岡林さんと離れていて、とってもくやしい思いをしたんですけど、ちょっとずつ近づいてきている気がするので、ライバルとともにがんばりたいと思います」

1位 岡林結衣 さん(高知・大津中)
「負けたかなと思ったんですけど、同じタイムで三好さんといいレースができて、すごくうれしかったです。三好さんと一緒に高校でも活躍できる選手になれるようにがんばりたいと思います」

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