佐々木禎子さんの「折り鶴」 ユネスコの「世界の記憶」登録を申請

平和公園にある「原爆の子の像」のモデルとなった佐々木禎子さんの遺族が、折り鶴などの遺品をユネスコの「世界の記憶」に登録するように申請しました。

申請したのは、佐々木禎子さんの遺族や県・広島市などが作る登録推進協議会です。提出したのは、禎子さんが病床で折った折り鶴およそ100羽や、血液検査の結果を綴ったメモなど、あわせて9点です。文部科学省によると、審査委員会で国内候補に選ばれれば、11月末までにユネスコに申請されます。そして被爆80年となる2025年春に開かれるユネスコの委員会で登録されるか否かが決まります。禎子さんの甥の祐滋さんは、「登録されれば、禎子さんの思いをより強く発信する良い機会になる」としています。

《2023年8月29日放送》

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