FKDインターパーク店で「下野の書展」 郷土の書家、力作一堂に 9月4日まで

下野書展賞の受賞作品(右)を講評する審査員=29日午後5時、宇都宮市インターパーク6丁目

 本県書道界をけん引する作家らの作品を一堂に集めた「第48回下野の書展」(下野新聞社主催、下野書道会共催)が30日、宇都宮市インターパーク6丁目のFKDインターパーク店2階大催事会場で開幕する。

 29日には会場で審査員5人による審査が行われ、下野書展賞に氏家真鴻(うじいえしんこう)さん(栃木市)の「杜甫詩」、川島汀蒲(かわしまていほ)さん(同)の「蛍火を」、嶋田周(しまだちかし)さん(同)の「振鷺于飛(しんろうひ)」、倉持玄風(くらもちげんぷう)さん(小山市)の「山行」、見目月華(けんもくげっか)さん(高根沢町)の「深き心」の5点が選ばれた。奨励賞は大竹氿泉(おおたけきせん)さん(佐野市)、下司香雪(げしこうせつ)さん、渡辺温芳(わたなべおんぽう)さん(宇都宮市)。

 赤澤豊(あかさわゆたか)審査委員長(75)は「『何をどう表現するのか』を熟考し、時代に合った作品を生み出そうとする意欲が見られた」と全体を講評した。

 同展では、「下野書壇代表展」として下野書展賞の歴代受賞作家29人、「下野書壇選抜展」として県書道連盟などが推薦する249人が出品。併せて「下野高校生選抜展」(県高校文化連盟書道部会後援)の上位入賞者16人の作品が紹介される。9月4日まで。入場無料。

下野書展賞に選ばれた作品(左)を講評する審査員=29日午後5時5分、宇都宮市インターパーク6丁目

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