夏休み明けの「居場所」あるよ 長崎県内NPOが活動拠点開放 不安抱えた子どもの選択肢に

 多くの学校で夏休みが明ける9月1日前後、不安や悩みから教室に足が向かわない子どもたちが駆け込める「居場所」や相談場所として、長崎県内のフリースクールなどが活動拠点を開放している。
 いずれもNPO法人の「フリースクール クレイン・ハーバー」(長崎市)、「子どもの権利オンブズパーソンながさき」(同)、「schoot(スクート)」(大村市)など。
 18歳までの子どもの声に耳を傾ける「チャイルドライン」は9月4日まで、毎日午後4時~同9時に電話とチャットを受け付けている。
 フリースクールクレイン・ハーバーの中村尊代表は「子どもが『休みたい』と言葉にするまでには、相当つらい思いをしている」と懸念。保護者に「『休みたい』という思いを矮小(わいしょう)化せず、子どもが休みたいと言ったときは、まず休ませる。ゆっくり休んでからじっくり理由を聞いてほしい。学校に行くより、お子さんの命を守りましょう」と呼びかけている。

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