公式戦初黒星のポステコグルー監督「失望だが、立ち直る力がある」

[写真:Getty Images]

トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督が初黒星にも前向きな姿勢を示した。クラブ公式サイトが伝えている。

29日、敵地でのEFLカップ(カラバオカップ)2回戦でフルアムと対戦したトッテナムは先週末のプレミアリーグから先発9人を入れ替えた影響もあり、前半にオウンゴールで失点を許す苦しい展開に。それでも、後半にFWリシャルリソンのゴールで追いついたが、その後は追加点が生まれないままPK戦の末に敗れた。

就任してから初の公式戦黒星となり、早くもEFLカップから姿を消すことになったポステコグルー監督だが、試合後には失望を認めつつも、チームの姿勢を称えている。

「敗退という結果には明らかに失望している。我々のスタートはかなりスローだったが、多くの選手を入れ替えたことを考えれば、そこはまったく驚くべきものではない。今日出場した選手たちの多くは、最近あまりプレーをしていなかった」

「それでも粘り強く戦い、個性を示せたことは気に入っている。 試合では良い瞬間もあったが、プレミアリーグのチームとアウェイで戦うカップ戦では、そうした瞬間を得点に結びつけなければならない。我々はそれができず、残念ながらPK戦で敗れた」

「我々はゲームを完全にコントロールできず、それは向こうも同じだった。両チームそれぞれにチャンスがある、典型的なカップ戦だったと思う。そうした状況なら、チャンスを活かさなければならなかった」

「選手たちは困難な夜に真の個性を示してくれた。それこそが、我々にとって必要になるだろう。フットボールに限った話ではないが、厳しいときに性格や個性を示すことこそが必要になる。だから、私はチームの姿勢を気に入ったよ」

「ロッカールームには失望があるが、そこから立ち直る力を持っていると思う。我々はこうした衝撃を受け止めつつ、立ち上がって土曜日のプレミアリーグに備えなければならない」

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