盛岡の連続真夏日、過去最長に 暑さは今後2週間続く見込み

観測史上最長の39日連続真夏日となった盛岡市。「かげろう」や「逃げ水」の現象が見られた=29日午後0時4分ごろ、同市大通

 29日の盛岡の最高気温は32.9度(平年比5.7度高)まで上がり、39日連続で30度以上の真夏日となった。1994年の38日連続を上回り、観測史上最長。盛岡地方気象台によると、暑さは今後2週間は続く見込みで、熱中症などに引き続き警戒が必要だ。

 盛岡市大通では、地表付近の空気が熱くなって景色が揺らめく「かげろう」や、路面に水があるように見える「逃げ水」の現象が見られた。

 盛岡の真夏日は7月22日から続く。8月5日の36.4度など35度以上は5日で、94年(7月13日~8月19日)は3日だった。最低気温25度以上は11日で、94年の1日を大きく上回り、今年の寝苦しさが際立つ。

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