ネバネバを加え、うま味絶妙 京都・丹後の「アカモク藻塩」

海藻のアカモクと「琴引の塩」を独自の製法でブレンドした新商品「アカモク藻塩」(京丹後市網野町三津)

 「鳴き砂」で知られる京都府京丹後市網野町の琴引浜近くの海塩と京都府産の海藻アカモクを独自製法でブレンドした「アカモク藻塩」が町内で販売されている。

 同町三津で旅館「海遊」を運営する「西晶」が国道178号沿いの自社製塩所で販売している。

 同社ソルト事業部の安井晶俊さん(52)がゆでて冷凍にしたアカモクを素材に試作。アカモク独特のネバネバ成分と塩を丁寧に混ぜ合わせ、温風で乾燥させて仕上げた。「ネバネバ成分と塩が互いのうま味を引き出すブレンド割合を見いだした」という。

 1袋40グラム入り465円。安井さんは「磯の香りと海藻のうま味が特徴。おにぎりやてんぷら、白身魚やイカの刺し身にぴったり」と話している。

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