踊る★クリスマス スパイスクッキー

『踊るクリスマススタンプクッキー』を使ったアイシングクッキーです。 クリスマスなのでベースはジンジャークッキーにしましたが、スパイスは弱めにしてお子さんでも楽しみやすくしました。 このレシピは配ることを想定して量が多めになっていますので、お家で楽しむ程度なら半量でも良いかなと思います。 生地は休ませる時間が必要なので、前日に作っておくと良いです! 【コツ】 ・クッキー生地がダレると型抜きがきれいにいかないので、生地はこまめに冷やす。ふにゃっとしたらすぐ冷蔵庫へ。 ・型抜きの前に生地にしっかり強力粉をはたくこと。 ・スタンプは、アイシングする場合弱めに(薄く線が分かる程度でOK)、焼きっぱなしはしっかりと押すこと。 ・湿度の高い時期に作ったり、ゆるめアイシングが緩すぎたりすると、乾燥の過程で陥没したりひび割れたりする可能性があります。フードドライヤー等を利用すると良いです。

by 陽子さん

このレシピの材料


数量:指定の型を使って70枚前後

クッキー生地

無塩バター(できれば発酵バター)… 100g

塩… ふたつまみ(およそ0.3g)

梅屋ハネー アルゼンチン産純粋はちみつ 500g… 12g

cotta 純粉糖 (オリゴ糖入りも可)… 50g

きび砂糖… 35g

全卵… 30g

薄力粉 (エクリチュール推奨)… 225g

ジンジャーパウダー… 0.8g

シナモンパウダー… 1.3g

カルダモンパウダー… 0.3g

アイシング(クッキー20枚分くらいをアイシングできる量)

cotta 純粉糖… 150g

Wilton メレンゲパウダー… 9.5g(およそ大さじ1)

水… 20g程度(微調整必要)

Wilton 8カラーセット… 適量

Wilton ブラックアイシングカラー1OZ… 適量

下準備


・バターと卵は計量して常温に。(21℃程度。バターは電子レンジ可→工程1に記載) ・薄力粉、スパイス類は全て合わせて2回振るっておく。

クッキー生地を作る


1.【バター】 電子レンジでバターを柔らかくする場合は、厚さを1cm程度で均一にしたうえでラップに包み、500W10秒ずつで様子を見ながら行います。 【生地作り】 柔らかくしたバターを一度ハンドミキサーでほぐし、蜂蜜、きび砂糖、粉糖、塩を入れ、ハンドミキサーの高速で白っぽくふんわりするまで混ぜる。(およそ2分)

2.全卵を1/3ずつ加え、その都度ハンドミキサーの高速で回します。 このとき卵が冷たかったり、一気に全部加えたりすると分離してしまいます。温度、入れる量には気を付けてください。 全体が滑らかになったらOKです!

3.粉類を振るい入れ、ゴムベラで混ぜます。 ゴムベラの面を使わず、縁の方を使って赤い矢印のように切るように混ぜます。ボウルを回し、方向を変えて繰り返していきます。

4.だんだんそぼろ状になり、最後にはこのようにまとまります。

5.できた生地を3等分します。 (半量で作った場合は2等分で良い))

6.四角く整えて厚さ1.5cmくらいにし、ラップで包んで最低2時間~できれば一晩ゆっくりと冷蔵庫で休ませます。

7.休ませた生地を台に取り出し、ラップの上で麺棒で叩いて伸ばしやすい柔らかさにします。 このとき破れやすい素材のラップならOPPシートの上でも良いです。

8.OPPシートで挟み、3mmの厚さに伸ばします。ルーラーを使うと便利です。 シートに挟んだままバットの裏など平らなものに乗せ、再び冷蔵庫で1時間くらい休ませます。

9.休ませた生地を取りだし、シートをはがして両面に打ち粉用の強力粉を振り、余分な粉は刷毛で払います。 粉をつけたらOPPシート(使っていたもので良い)の上に乗せます。 ■オーブンを190℃に予熱しておきます。

10.型抜きしてオーブンシートやシルパンに乗せ、170℃に設定し直したオーブンで12分程度、かるく焼き色が付くまで焼きます。

11.アイシングするものは溝が深くない方がやりやすいと思うので、スタンプは線が分かる程度に軽く。焼きっぱなしの場合はしっかりと押し込んでくださいね。

12.焼き上がり。冷ましておきます。 保存は乾燥剤と一緒に密閉容器へ。

13.メレンゲパウダーと粉糖を合わせて振るい、水を加えてゴムベラ等でよく練った後、ハンドミキサーで5分程度しっかりと混ぜます。 ※写真は倍量になっています

14.角がピンと立つ硬さで保存し、ここから少しずつ取って硬さ調整をして使用します。あまりに硬すぎて混ぜられないようなら水を1gずつ足してみてください。

15.保存はふたができる容器にアイシングを入れ、ラップをアイシングの表面にピッタリと貼ってから蓋をし冷蔵庫へ。3~4日で使いきります。

16.【アイシングの着色・硬さ調整】 使う色付きアイシングは3から取り分けて、着色料・水・粉糖を使って硬さを調整していきます。今回はサンタに使う赤で説明します。 まず3から使う面積に応じて大さじ1~2(2はサンタの赤やスノーマンの白など広範囲の場合)を小さい器に取り、ゴムベラ等(小さいゴムベラが便利!)でよく練ります。↓

17.着色料を加えてこの時点で好みの色にします。 (赤はたくさん着色料が必要ですが、色によっては爪楊枝の先くらいで足ります。色に応じて要調整) この時点で硬さは角がツンツンと立つくらいです。今回はこの硬さでは使いませんが、もし口金を使ってお花などを絞る場合はこの硬さで使います。

18.【ライン引き用の硬さ】 スポイトなどで水を1~2滴ずつ加えながら練っていきます。 すくってみて、アイシングの先がくにゃっと曲がるくらいが目安。

19.コルネに詰めます。細いパレットナイフやバターナイフを利用して、6の1/4量くらいを取ってコルネにナイフごと入れ、反対の手の指でギュッとつまみながらナイフを引き抜きます。 入れたらすぐにコルネを閉じます。

20.こんな感じで浮かせながら線を描けます。 うまくいかないときは再度硬さ調整が必要です。

21.【面を塗るアイシング】 残ったアイシングにさらに水を加えながら練り、すくって垂らすと跡が残る→これが5秒くらいで消えて車のボディのようにツヤっとなめらかな状態に戻るところでストップです。 ・跡が消えない→水を足す ・緩くて消えるのが早すぎる→振るった粉糖を加えて練る これで調整してください。 出来上がったらコルネに詰めて閉じます。多い場合は欲張らずに2つ以上に分けた方が良いです。

22.こんな感じで1色につき2種類の硬さのアイシングを作っていきます。 慣れないうちはどちらか分かるように目印をつけると良いです。 私は緩めのほうに「ゆ」と書いています(笑) それぞれ使いやすい細さに先端をカットして使います。

23.【使う色の例】 ①赤…アイシングカラー赤(たくさん入れないと色付きません)+ブラック少量 ②ペールオレンジ…アイシングカラーオレンジ少量 ③黒…竹炭パウダー ④白…着色無し ⑤黄色…アイシングカラーイエロー

24.硬めアイシング※以下アイシング(硬)で写真のようにアウトラインを描きます。

25.線の引き方はアイシングの作り方に書いたのと同じように、少し浮かせて線上に出したアイシングを乗せていく感じです。

26.緩めアイシング※以下アイシング(ゆ)でまず ・手と顔(ペールオレンジ) ・服とズボン(赤) ・上の星(黄色) ・ベルト、長靴の片方 の順で塗り、一度表面を乾かします。細かいところは爪楊枝や針などを利用すれば綺麗に入ります。 その後アイシング(硬)白で帽子のポンポン、袖口、帽子の縁と髭をランダムにグルグルと描いてモコモコ感を出しながら埋めます。一度しっかり乾かします。

27.・ペールオレンジ(硬)で鼻を立体的な丸に絞る ・黒(ゆ)で長靴のもう片方 ・黄色(ゆ)でベルトの星 それぞれ埋めます。

28.・黒(硬)で目 ・赤(硬)で口 を描いて完成です!ベルトの星を黄色(硬)で最後に縁取ってもかわいいです。

29.完成。

30.【使う色の例】 ・山吹色…アイシングカラーイエロー+ブラウン少量 ・緑…アイシングカラーグリーン+ブラック少量 ・白と赤と黒はサンタで使ったものを使用

31.アイシング(硬)でアウトラインを描きます。 マフラーの垂れている部分はラインは引かなくて良いです。

32.白(ゆ)で顔と足を塗ります。 表面を乾かしてから次にいくので、他のクッキーを同じところまで進めておけば、待たせている間に一番最初にやったアイシングが乾いてくる頃かなと思います。

33.白(ゆ)で胴体と手を塗ります。 先に塗った顔と足が少し乾いてから胴体を塗ることで、同じ色でも境目ができて立体的に見えます。

34.白の表面が乾いたら ・山吹色(ゆ)でベル ・緑(ゆ)でヒイラギ ・赤(ゆ)でマフラー ・黒(ゆ)で帽子の下の方だけ を塗り、軽く乾かします。 を塗ります。

35.5が乾いたら ・黒(ゆ)で帽子の上の方 ・赤(硬)でヒイラギの実、帽子のライン(黒表面が少し乾いてから)、マフラーの垂れる部分のアウトライン、鼻 ・黒(硬)で目と口 ・赤(ゆ)でマフラーの中を埋める の順に描いていきます。 ほっぺのピンク(硬)は次に作るトナカイの色を利用しているので、トナカイを作ってからでOK!完全に乾かしてから最後に描いて問題ないので一旦ほっぺ無しで乾かします。

36.完成。 雪の結晶の模様もトナカイに使ったプレゼントから色を取っています。全体を完全に乾かしてからでOK!→水色(硬)を使用

37.【使う色の例】 ・茶色…アイシングカラーブラウン+ブラック少量 ・こげ茶…上の茶色から半量とり(次の工程に記載)、さらにアイシングカラーブラウンとブラックを足す ・ピンク…アイシングカラーピンク+ブラウン少量でくすみ色に ・水色…アイシングカラーブルー+ブラックをほんの少量 その他の色はサンタ・スノーマンからそのまま使用。 プレゼントの色はお好みで作ってください!

38.こげ茶(つの用)と茶色(胴体用)の作り分けは、茶色を作る際に倍量のアイシングを取り、ひとまず茶色を作ります。 そこからまた2つに分け、もう片方にアイシングカラーを足して濃くし、それぞれの濃度調整をすると良いです。 ※作業しない方のアイシングには濡らして絞ったキッチンペーパーをかけ、保湿しておきます。そのまま放置すると表面がどんどん乾いてしまいます。

39.こげ茶、茶色、黄色、赤、それぞれのプレゼントの色(お好み)の硬いアイシングでアウトラインを描きます。

40.先に茶色(ゆ)で片足と頭を塗り、表面を軽く乾かしたら耳にも茶色(ゆ)を入れ、乾かないうちにピンク(ゆ)を1滴入れて耳の色を入れます。

41.4の表面が乾いたら茶色(ゆ)を胴体に入れ、乾かないうちに白(ゆ)を中央に流してお腹の模様を入れます。乾かないうちに別の色を入れることで境目がボコボコせずに馴染みます。表面をまた乾かします。

42.ツノにこげ茶(ゆ)→鼻に赤(ゆ)→ベルに山吹色(ゆ)→プレゼントにお好きな色(ゆ)を入れます。プレゼントの模様は、ベースの色を入れたら乾かないうちに緩いアイシングでドットやストライプを入れます。 ここで一度しっかり乾かしたら 黒(硬)で顔、ピンク(硬)でほっぺ、赤(硬)で首輪とオマケのハートを入れます。

43.最後にプレゼントに硬いアイシングでリボンを入れたり、「FOR YOU」を入れたりして完成!

44.アイシングクッキーは湿気にとても弱いので、特に湿度の高い環境では乾燥剤とともに密閉容器にて保存してください。 ケーキに乗せる場合も直前に。湿気で模様が溶けだしてきます。

© 株式会社TUKURU