トップ選手強化に103億円 スポーツ庁の概算要求

 文部科学省が30日発表した2024年度予算の概算要求で、スポーツ庁はトップ選手強化のための競技力向上事業で103億円を計上した。東京五輪・パラリンピックまでと同水準の規模を維持しており、来年のパリ大会などに向けた強化を支援する。

 医科学分野で選手を後押しするハイパフォーマンス・サポート事業は、大幅増となる28億円を盛り込んだ。パリ大会での現地での支援拠点整備などが含まれる。日本パラスポーツ協会への補助を約2倍とするなど、障害者スポーツ支援も、さらなる拡充を図る。

 東京大会を巡る汚職、談合事件を踏まえ、国際大会の運営人材の育成にも乗り出し、支援事業費として新たに約1億円を要求した。

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