ヴィッセル神戸、天皇杯4強ならず J2熊本にPKで敗れる波乱

ヴィッセル神戸のエンブレム

 サッカーの天皇杯全日本選手権は30日、熊本市のえがお健康スタジアムなどで準々決勝4試合が行われ、J1で2位のヴィッセル神戸がJ2で20位のロアッソ熊本に1-1からのPK戦の末、敗れる波乱があった。神戸は4大会ぶりの頂点を逃した。

 大迫、武藤の元日本代表FWコンビがベンチスタートの神戸は、前半37分に決定機を迎えた。元日本代表DF酒井の右クロスをMF川崎が頭で押し込み、ゴールネットを揺らしたが、オフサイドと判定された。

 先制したのは熊本。後半15分、パスを受けたMF平川がペナルティーエリア内の右からシュートを決めた。

 同42分、神戸が反撃に出た。酒井が右からクロスを上げ、FWジェアンパトリッキが頭でシュート。同点に追い付き、延長に持ち込んだ。

 延長戦の最終盤、神戸のMF井出のシュートがゴールネットを揺らしたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の確認の結果、オフサイドと判定された。

 PK戦に突入し、神戸は3-4で力尽きた。

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