ロサーノが古巣PSV帰還へ! クラブ間合意でナポリもオランダ渡航を許可

[写真:Getty Images]

ナポリのメキシコ代表FWイルビング・ロサーノ(28)のPSV帰還が決定的な状況となった。

2019年にナポリへ加入し、ここまで公式戦155試合30ゴール17アシストの数字を残してきたロサーノ。昨シーズンのセリエA制覇と2019-20シーズンのコッパ・イタリアと2つのタイトル獲得に貢献してきたが、今シーズンいっぱいとなる契約を巡ってクラブとの関係が悪化。

ナポリは年俸を450万ユーロ(約7億1000万円)から250万ユーロ(約4億円)へと減額した2026年までの新契約を提示したものの、ロサーノサイドが固辞。また、選手が今夏の移籍を要求していることもあり、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長ら首脳陣の怒りを買っている状況だ。

ここまでトルコ、サウジアラビア、メジャーリーグ・サッカー(MLS)の幾つかのクラブからの関心が報じられたが、いずれも具体的な交渉には発展せず。一部では今シーズン終了まで飼い殺される可能性も伝えられていた。

しかし、オランダ『ESPN』によると、ここにきてロサーノには古巣PSVへの復帰の可能性が高まっているという。

ベルギー代表FWヨハン・バカヨコ(20)の流出が濃厚となっているオランダの名門は、その後釜としてロサーノをリストアップ。1300万ユーロ(約20億7000万円)の移籍金に加え、リセール時の移籍金15%の支払いという条件でナポリとクラブ間合意にこぎ着けたようだ。

また、ナポリはロサーノに対して、メディカルチェック受診のためのオランダ渡航を許可したとのことだ。

ロサーノは2017年から2019年までPSVに在籍し、2017-18シーズンのエールディビジ制覇にも貢献していた。

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