八尾「おわら風の盆」準備整う 諏訪町、稽古総仕上げ

本番に向けておわら踊りの稽古に取り組む住民=富山市八尾町諏訪町

  ●9月1日から3日間

 9月1~3日に富山市八尾町中心部で開催される「越中八尾おわら風の盆」に向け、おわらを担う11町の一つである諏訪町で30日、稽古の総仕上げが行われた。町内の専能寺に踊り手や地方衆約50人が集まり、2日後に迫る本番に向けて準備を整えた。

 付近住民らが見守る中、編みがさをかぶった踊り手が胡弓や三味線の哀愁漂う音色に合わせ、所作を丁寧に確認した。踊り手の村杉颯哉さん(24)は「みんないい感じに仕上がっている。本番ではいつも通り、練習の成果を出し切って、自分たちの踊りを披露したい」と意気込んだ。

  ●県内真夏日、2人熱中症

 30日の富山県内は高気圧に覆われて湿った空気の影響を受け、おおむね曇りとなった。最高気温は富山市中心部34.6度、同市秋ケ島(富山空港)33.6度など全10観測地点で30度以上の真夏日だった。

 県内各消防によると、富山市の70代男性と40代男性が熱中症の疑いで搬送され、ともに軽症とみられる。

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