レンジャーズに痛快リベンジのPSV、アントワープ&コペンハーゲンがGS進出【CL予選プレーオフ】

[写真:Getty Images]

チャンピオンズリーグ(CL)予選プレーオフ2ndレグの3試合が30日に各地で行われた。

今プレーオフ屈指の好カードとなったPSVとレンジャーズの2シーズン連続の対決は、ホームのPSVが5-1で勝利。この結果、2戦合計7-3としたPSVが本戦行きを決めている。

先週にグラスゴーで行われた1stレグを2-2の白熱のドローで終えた両者は、アイントホーフェンに舞台を移した2ndレグでグループステージ進出を懸けて再び激突した。

試合は前回対戦同様にボールを握って押し込むPSV、カウンターで応戦するレンジャーズという構図に。だが、序盤こそレンジャーズがミドルレンジのパスで相手を引っくり返す場面を作ったものの、以降はPSVが相手陣内でハーフコートゲームを展開。

バカヨコとノア・ラングの両ウイングに加え、サイドバックの攻撃参加と前向きで仕掛けるサイバリらインサイドハーフが幾度も際どいシーンを創出すると、前半半ば過ぎに押し切る。35分、左サイドでの崩しからボックス左ライン際に抜け出したフェールマンの正確なクロスを、タイミング良くゴール前に走り込んだサイバリが完璧なヘディングで合わせた。

2戦合計スコアで一歩前に出たPSVは1点リードで折り返した後半も躍動。立ち上がりの53分にはティーゼの右クロスをファーに走り込んだルーク・デ・ヨングがアクロバティックな形で折り返すと、ゴール右に飛び込んだサイバリがワンタッチで流し込み、大きな追加点を奪った。

これで厳しくなったレンジャーズは攻撃的なカードを切って前がかると、64分にはキャントウェルの浮き球パスに抜け出した途中出場ラマースの折り返しからタベルニエのスライディングシュートで1点を返す。だが、流れを渡さないホームチームは直後の66分にフェールマンの右CKをデ・ヨングが得意のヘディングで合わせ、瞬く間に2点差に戻した。

主砲の価千金のゴールで流れを引き戻したPSVは78分にフェールマン、81分には相手のオウンゴールで得点を重ねて一気にレンジャーズを引き離す。そして、完全にレンジャーズの心を折ったホームチームが昨シーズンのリベンジを見事に果たし、5シーズンぶりのグループステージ進出を決めた。

また、AEKアテネvsアントワープは、アウェイのアントワープが1-2で勝利。ホームでの1stレグを1-0で先勝していたアントワープは、2連勝でクラブ史上初のCLグループステージ進出を決定。

コペンハーゲンvsチェンストホヴァは1-1のドローに終わったが、1stレグを1-0で先勝していたコペンハーゲンが2戦合計2-1で2シーズン連続の突破を決めている。

◆CL予選プレーオフ2ndレグ結果

8/30(水)

コペンハーゲン 1-1(AGG:2-1) チェンストホヴァ

PSV 5-1(AGG:7-3) レンジャーズ

AEKアテネ 1-2(AGG:1-3) アントワープ

8/29(火)

ヤング・ボーイズ 3-0(AGG:3-0) マッカビ・ハイファ

ガラタサライ 2-1(AGG:5-3) モルデ

パナシナイコス 0-1(AGG:1-3) ブラガ

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