ホッケーで国際交流 小矢部・蟹谷の小中学生、8ヵ国30人と親睦

ホッケーで外国人らと交流する子どもたち

 ホッケーを通じた国際交流会が30日、富山県小矢部市の小矢部ホッケーフィールドで開かれた。同市の蟹谷(かんだ)ホッケースポーツ少年団と蟹谷中学校女子ホッケー部の12人が、県内に製造拠点を持つフィンランドの船舶用機器メーカー、バルチラの社員と親睦を深めた。

 日本の文化や多様性を学ぼうと、バルチラが企画。富山市に製造拠点「バルチラジャパン富山工場」があることから、県内の会場を選んだ。富山工場の日本人従業員に加え、フィンランドやイギリス、ドイツ、スペインなど同社の拠点から来日した10人の計8カ国約30人が会場に訪れた。

 参加者はプラスチック製のスティックとボールを使って交流。基本的なホッケーのルールを学び、パスとシュートの練習に取り組んだ。

 小矢部の子どもたちと外国人らが混ざってチームを組み、ミニゲームも実施。アイコンタクトを取りながらパスをつなぎ、一緒にゴールを目指した。

 蟹谷スポ少の主将、吉田葉月さん(蟹谷小学校6年)は「言葉が通じなくてもジェスチャーでコミュニケーションが取れた。違う国の人たちと楽しくプレーできた」と笑顔。学生時代にホッケーの経験があるというイギリス人のロブ・バーフォードさん(59)は「ファンタスティック。若いエネルギーを感じた」と満足そうに話した。

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