民族音楽熱く軽快に 富山県南砺市で「スキヤキ」フィナーレ

きらびやかな光や映像と共にダンサブルな音楽を奏でた「フレンテ・クンビエロ」=南砺市福野文化創造センター

 ワールドミュージックの祭典「スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド2023」最終日は27日、富山県南砺市福野文化創造センターで多彩な民族音楽が混ざり合った熱いステージが繰り広げられた。

 3組が出演した。初出演のコロンビアの5人組「フレンテ・クンビエロ」は、南米の大衆音楽「クンビア」を基に金管楽器の早吹きやアップテンポなリズムを刻んだ。きらびやかな映像による演出でも観客を楽しませた。東京を拠点に活動する「民謡クルセイダーズ」は、日本の民謡をベースにアフロビートやレゲエを取り入れた実験的な音楽を奏でた。コロンビアの出演者とのコラボでも盛り上げた。

 「スキヤキ」から誕生した市民楽団「スキヤキ・スティール・オーケストラ」は最初に登場。幅広い年齢や職種の団員がスチールドラムを軽快に操った。

 同センター前庭で来場者や出演者が一緒に演奏や踊りを楽しみ、にぎやかに締めくくった。29、30の両日には東京公演がある。スキヤキは北日本新聞社共催。

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