【MLB】レイズのフランコに3人目の未成年不適切関係疑惑

写真:さらなる疑惑が表出したフランコ

MLBにより休職扱いとされているレイズのスター内野手ワンダー・フランコ(22歳)に、また別の少女との不適切関係疑惑が出てきたようだ。

8月30日(日本時間31日)、スポーツ専門局『ESPN』のジェフ・パッサン記者が報じたところによると、ここまで2人の未成年少女との不適切な関係への疑惑から現在MLBにより休職扱いとなっているフランコに対し、さらに別の少女が現れドミニカで告発状が提出されているという。

フランコについては8月、SNS上で「未成年と不適切な関係にあった」という投稿が拡散され、事態を深刻に受け止めたレイズは8月14日にフランコを制限リスト入り。MLBの調査に協力していくとした。

さらには母国ドミニカにおいて、7月17日に別の未成年少女からドミニカ検察庁に告発状が提出されていたことも判明。さらなる調査期間が必要と判断したMLBは、8月22日にフランコを休職扱いとした。

ドミニカでは成人年齢が18歳であり、成年者が未成年者と関係を持った際には刑事責任が問われる可能性がある。 

また、近年のMLBでは現在横浜DeNAベイスターズでプレーするトレバー・バウアーのように、不起訴になったとしてもMLBでプレーすることが困難になった例もある。バウアーは女性に対する性的暴行の疑いで2021年7月2日に休職扱いとなった。長期の調査の末に証拠不十分として不起訴となったものの、MLBは324試合の出場停止処分という重い処分を下した。

バウアーが異議申し立てしたことで、後にこの処分は194試合にまで軽減されたが、当時所属していたドジャースは契約が残っていたにもかかわらずバウアーを放出することを決断。獲得に動くMLB球団はなく、今年から日本のプロ野球に活躍の場を移したのは周知の通りだ。

フランコは2021年に20歳の若さでデビューを果たした期待の若手。その年のオフには11年総額1億8200万ドルという長期契約を結び、今季はオールスターに選出されるなどすでにMLB有数のスター内野手の一人となっていた。しかし、今回別の少女が告発状を提出していることで、フランコを取り巻く状況はさらに悪化したと言える。

フランコの今季成績は112試合に出場し打率.281、17本塁打、58打点、OPS.819、30盗塁。8月12日を最後に試合には出場していない。

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