内定者懇談会を開催、西濃運輸 バット再生の箸を贈呈

西濃運輸(小寺康久社長)は15日、2024年入社希望者28人を招き、東京ドームホテル(東京・千代田区)で内定者懇談会と野球部が出場する都市対抗野球大会の試合観戦を行った。
 同社は野球部の都市対抗野球出場に伴い毎年同懇談会を行っている。今回は内定者にバットの形をした箸を贈呈した。
 冒頭、稲垣博紀執行役員人事部担当が労務政策の一環として野球部活動に力を入れていることや、内定者同士の親睦など懇談会の目的を説明。会場には入社3年目の社員も加わり、バットや物流にちなんだクイズなど企画を盛り込みながら活発に交流した。
 贈呈したバットは折れたバットのリユース。野球界では年間10万本の木製バットが消費され、同社野球部も年間約300本を消費する。社内でサステナビリティを推進する中でバット型リユース箸の作成に至った。
 同社では「内定者や就活生も企業のサステナビリティの推進に関心が高まり、またコロナ禍で思い描いた学生生活を送れなかった内定者もいたと思う。新たな人生を歩み始めた箸とともに新しいスタートを切ってほしい」との思いを込めた。
 懇談会閉会にあたりセイノーホールディングスの渡邉久人執行役員が野球部の応援には全国から1万3千人超が駆け付け「お客さま、地域からも愛されていることを肌で感じ、是非楽しんでほしい」と呼びかけた。

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