【園田・若駒賞】マミエミモモタローが7馬身差V…川原「将来性を感じた」

31日、園田競馬場で行われた11R・若駒賞(2歳・ダ1400m)は、川原正一騎乗の1番人気、マミエミモモタロー(牡2・兵庫・諏訪貴正)が快勝した。7馬身差の2着に2番人気のスタビライザー(牡2・兵庫・長南和宏)、3着に3番人気のフェリシス(牝2・兵庫・石橋満)が入った。勝ちタイムは1:31.8(良)。

スタートを決めて主導権を奪うと、あとは独壇場と言っていいパフォーマンスで2着馬に7馬身差をつけるを圧勝。対戦のないスター候補生が控えてはいるが、現時点での最強2歳馬の地位を不動のものにした。今後は新設重賞のネクストスター園田(10月12日)で重賞3連覇の偉業に挑む。

人気通りの決着

若駒賞 口取り (C)兵庫県競馬組合

鞍上の川原正一騎手は「ごちゃつくのは嫌なのでスタートが速かったら逃げた方がいいと思ってた。道中のペースも楽でうまくハミが抜けて馬がリラックスして走ってた。距離は問題なさそうだし勝ちっぷりに将来性を感じた」と褒め称えた。自身の持つ最年長重賞勝ちの記録を3週間で更新したが、「まあ、僕の記録はどうでもいいよ。馬を褒めてやって」とコメントした。

2着はジュベナイルカップ4着からの巻き返しを狙った2番人気のスタビライザーで、3番人気のフェリシスが3着に入り、連勝式馬券はすべて1番人気での決着となった。

2着 スタビライザー
竹村達騎手
「3番手には行きたかったが、もまれて砂を被ってもしっかり走ってくれた。直線もじわじわ伸びてきたし、負けたけどそれなりに収穫はありました」

3着 フェリシス
山本咲希到騎手
「ほぼイメージ通りのレースができました。素質的にはそんなに差はないと思うけど、現時点での完成度の差が出た感じですね」

4着 グレートメモリーズ
永井孝典騎手
「来た頃よりだいぶ馬がしっかりしてきましたが、まだまだ良化の余地を残してます。4コーナーでは2、3着ぐらいないかと思ったんですが、もうひと伸びしてくれませんでした」

5着 ゼンダンノハゲミ
吉村智洋騎手
「強引に行こうと思えば行けたけど、きょうは控えるつもりだったので。砂を被って少し嫌がってたけどそれなりに走れたし、次につながる競馬はできた」

6着 グレールール
中田貴士騎手
「手応え抜群で3コーナーでは期待してたのに直線で全然伸びなかった。敗因が分かりません。千四は微妙に長いのかも」

7着 ベラジオケンシロウ
鴨宮祥行騎手
「もう少しやれると思ったのですが、本調子じゃなかったのかも。先々は走ってくると思います」

8着 エヌケージャパン
大山真吾騎手
「最後まで一生懸命に走ってます。自己条件に戻ってこの経験を生かせれば」

9着 アフェットレイ
田野豊三騎手
「ゲートは出たけど位置を取れませんでした。このメンバーに入ると厳しかったですね」

マミエミモモタロー 3戦3勝
(牡2・兵庫・諏訪貴正)
父:ニシケンモノノフ
母:キャラメリゼ
母父:ブライアンズタイム
馬主:間宮さとこ
生産者:畠山牧場

【全着順】
1着 マミエミモモタロー
2着 スタビライザー
3着 フェリシス
4着 グレートメモリーズ
5着 ゼンダンノハゲミ
6着 グレールール
7着 ベラジオケンシロウ
8着 エヌケージャパン
9着 アフェットレイ

© 株式会社競馬のおはなし