売り場3倍、県内最大 「無印良品 砺波」1日オープン

売り場面積が拡大した「無印良品 砺波」=砺波市三島町

 良品計画(東京)は1日、砺波市三島のイータウンとなみ内に「無印良品 砺波」をオープンする。売り場面積は富山県内の無印良品で最大となる。砺波地域の個性豊かな産品を紹介する県内初の地域ブランド「とやま良品」や、地元業者と連携した「つながる市」を通して、地域の魅力を発信する店舗を目指す。

 売り場面積は1894平方メートルで、旧店舗の約3倍。衣服や生活、食品関連の約7千アイテムをそろえる。冷凍食品やチルド食品も新たに取り扱う。セルフレジも新たに導入した。

 仕入れ販売する「とやま良品」の第1弾は五箇山和紙の原料コウゾを用いた燻(くん)製醤油(しょうゆ)や庄川ユズを使ったゆずしょうゆで、今後は取扱品を拡充する。

 コミュニティースペースも設け、絵本や無印良品の書籍、食事や睡眠などテーマ別の本をコーヒーを飲みながら読める。地域のおすすめスポットを紹介するボートも設置する。

 つながる市は2、3日を皮切りに、9月は毎週土、日、祝日、10月以降は隔週で開催予定。五十嵐勇樹店長は「お客様に買い物を楽しんでもらい、砺波地域とつながり、地域の取り組みも発信したい」と話した。

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