●星稜高同級生で元Jリーガー、テレビ金沢橋本さんと
サッカー元日本代表の本田圭佑さん(37)が31日、金沢市内で自ら創設した10歳以下の4人制サッカー大会を視察した。大会運営を支えたのは、星稜高時代に共に攻撃の主軸として活躍した同級生で、テレビ金沢入社1年目の元Jリーガー橋本晃司さん(37)。本田さんにとっては、第二の人生を歩み始めた親友へエールを送る共同企画となった。
●エール送る共同企画
高校時代は本田さんが背番号10、橋本さんが11を着けて同校初の全国選手権4強に進出。本田さんは卒業後にJリーグ・名古屋に入団した一方、明大に進んだ橋本さんは4年遅れで同じ名古屋に加入。その時、すでに本田さんは海外リーグに移籍していたが、同じプロとして連絡を取り合い、励まし合ってきた。
橋本さんはJ1や米国リーグでの14年間のプロ生活に終止符を打ち、今年6月にテレビ金沢東京支社の営業マンになった。就職を報告すると、本田さんからは「ええやん。おもしろそうやん」とエールを受けた。今回の大会は同社と本田さんの会社が共同で開催。橋本さんは「違うフィールドでも、本田と一緒に仕事ができるのは感慨深い。負けずに頑張りたい」と刺激を受けた様子だった。
●TOLLが優勝、全国出場決める
本田さんが創設した「4V4」は、金沢市の北陸大フットボールパークで石川、富山、福井、愛知から参加した24チームが予選リーグと決勝トーナメントを戦い、TOLL(金沢)が優勝して、12月に東京と千葉で行われる全国大会への出場を決めた。
閉会式で本田さんは「きょう負けたからと諦めないでほしい。諦めない選手だけが全国大会に出場し、プロになり、日本代表選手になれる」と選手にエールを送った。