ユベントスがコスティッチを1年で放出へ…急ピッチでウェストハムと協議中

[写真:Getty Images]

ユベントスがセルビア代表MFフィリップ・コスティッチ(30)をウェストハムへ放出するようだ。

昨夏にフランクフルトから加入したコスティッチ。欧州随一のクロッサーとして名高いレフティーは昨シーズンの公式戦54試合に出場とフル稼働し、マッシミリアーノ・アッレグリ監督から絶大な信頼を勝ち得ていた。

ところが、今シーズンはセリエA開幕2試合で出番なし。指揮官は武者修行から帰還した若手DFアンドレア・カンビアーゾを左ウイングバックの1番手に据えており、この意向を受けたスポーツ・ディレクター(SD)のクリスティアーノ・ジュントリ氏もコスティッチを市場に出していると報じられている。

ユベントスは今夏の即戦力補強がアメリカ代表FWティモシー・ウェア1人のみ。イタリア『カルチョメルカート』によると、移籍市場閉幕までほとんど時間もないなか、なんとか2人目の即戦力を獲得すべくコスティッチ売却を急いでおり、唯一買い手として名乗りを挙げているのがウェストハムだという。

理想は完全移籍での売却によって最低1500万ユーロ(約23億6000万円)を確保。しかし、何せ時間が残されておらず、買い取りオプションか買い取り義務の付帯した1年レンタルで強引にウェストハムとの話をまとめる可能性もあるとみられている。

また、ウェストハムとしては昨夏もコスティッチ獲得に本腰を入れており、今夏は現段階でサイドアタッカーの補強に満足できていないとのこと。双方の思惑が噛み合っており、ラスト数時間で移籍が成立する可能性は高いようだ。

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