「この事故おれがやったかも」と妻に報告「ひき逃げ 自首」とスマホで検索も…被告の男起訴内容認める

2023年6月、静岡県磐田市内で車を運転中、衝突事故を起こし、女性にけがを負わせたまま逃げた罪に問われている男の初公判が9月1日、静岡地裁浜松支部で開かれ、男は起訴内容を認めました。

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危険運転致傷などの罪に問われているのは、磐田市の無職の男(26)です。起訴状などによりますと、被告は2023年6月21日夜、浜松市内で酒を飲んだ後、ワンボックスカーを運転、磐田市海老塚の市道で車と衝突して、女性会社員(28)に軽いけがを負わせ、そのまま逃げた罪に問われています。

静岡地裁浜松支部で9月1日開かれた初公判で、被告の男は罪状認否で「大丈夫です」。裁判官が「『大丈夫』とは肯定の意味でよいか」と尋ねると、黙ってうなずき、起訴内容を認めました。

検察側は冒頭陳述の中で、駅の防犯カメラの映像などを公開し、ふらつきながら歩く被告の飲酒状況や翌日、この事件を報じるニュースをみて、妻に「この事故はおれがやったかも」と連絡したこと、さらに被告がスマートフォンで「ひき逃げ自首」などと検索し、そのページを閲覧していたことなどを明らかにしました。

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