佐賀と気仙沼、ピアノ絆に音楽祭 3日、富士公民館

宮城県気仙沼市を拠点に活動する熊谷育美さん(提供写真)

 2011年の東日本大震災支援で佐賀から宮城県気仙沼市へ贈られた24台のピアノをきっかけにした「古湯の森音楽祭 佐賀から気仙沼へ 絆~きずな~コンサート」が3日午後1時から、佐賀市富士町の富士公民館(旧フォレスタふじ)で開かれる。気仙沼市を拠点に活動するシンガー・ソングライターの熊谷育美さんらが出演し、佐賀と気仙沼の絆を確かめる。

 熊谷さんは10年前、現地での寄贈ピアノのお披露目コンサートでもピアノを演奏し、歌声を披露した。震災の半年後にも来佐しており、現地の状況を伝えつつ鎮魂の歌声を聞かせた。

 今回は佐賀市のノリ漁師でピアニストの徳永義昭さんと、大川市の武下詩菜さんも出演する。チケットは前売り3千円、当日3500円、小学4年~高校生2千円。問い合わせは富士町観光案内所、電話0952(51)8126。(古賀史生)

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