その額、約4300億円! プレミア20クラブが費やした移籍金総額が過去最高に

写真:1億ポンド以上の値がついたカイセドとライス

イギリス『BBC』電子版が、プレミアリーグの各クラブが今夏の移籍マーケットで費やした金額について紹介している。

『BBC』電子版によると、会計事務所『デロイト』が調査したところ、プレミアリーグの20クラブが今夏の移籍マーケットで費やした支出額の合計は23億6000万ポンド(約4343億330万円)に上ったという。

昨夏の支出総額は19億2000万ポンド(約3533億3150万円)で当時の史上最高記録だったが、これを4億4000万ポンド(約809億7180万円)も上回って記録更新となった。

また、冬の移籍マーケットも含めた1シーズンの支出総額を見ると、2022-23シーズンの27億3000万ポンド(約5023億9320万円)が過去最高額だが、2023-24シーズンは夏の移籍マーケットだけでこの金額に次ぐ史上2位となっており、冬の移籍市場で記録を更新する可能性がある。

マーケット最終日に費やされたのは2億5500万ポンド(約470億5140万円)で、これは昨夏のマーケット最終日に費やされた1億2000万ポンド(約220億8320万円)の2倍以上の金額だ。ちなみに、最終日にはマンチェスター・シティがウルヴスからポルトガル代表MFマテウス・ヌネスを5500万ポンド(約101億4830万円)で、トッテナムがノッティンガム・フォレストからウェールズ代表FWブレナン・ジョンソンを4500万ポンド(約83億320万円)で獲得するなどの取引が成立した。

今夏は1億ポンド(約184億5150万円)の大台に達した移籍が2件あった。ブライトンからチェルシーに移籍したエクアドル代表MFモイセス・カイセドの1億ポンド+アドオン1500万ポンド(約27億6080万円)、そしてイングランド代表MFデクラン・ライスの1億500万ポンド(約193億2590万円)だ。

また、チェルシーは今夏の移籍市場でカイセドやベルギー代表MFロメオ・ラヴィアら10人の選手の獲得に総額3億8000万ポンド(約701億1590万円)を費やしており、これは2019年夏にレアル・マドリードが費やした2億9200万ポンド(約538億7850万円)を上回り、ヨーロッパのクラブにおける夏の支出の史上最高額だった。チェルシーはトッド・ボーリー氏がオーナーに就任してから3度目の移籍期間を過ごし、補強に費やした総額は10億ポンド(約1840億2680万円)近くに達しているという。

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