真夏の夜、熱気球の旅 市貝の道の駅でフェスタ

宵闇にくっきりと浮かんだ熱気球

 【市貝】夏休み最後の週末のイベントとして8月26日、道の駅サシバの里いちかいで「いってみっぺ夏フェスタ」が開催され、宵の空に呼び物の熱気球が浮かんだ。

 この日午後は強風で体験搭乗は2時間半ほど遅れて午後6時ごろ始まり、約2時間で100人ほどが参加。係留した熱気球で地上約20メートルに上昇して、1、2分の空の旅を楽しんだ。

 ガスバーナーに点火してオレンジ色の光が辺りを照らすと、熱気が吹き込まれた高さ22メートルもある巨大な気球はゆっくり上昇。夏の宵闇の上空からは、直線で約2キロ離れた上根の町中央公民館グラウンドで同時間帯に打ち上げられた花火も見えたという。

 水戸市平須町、製造業今崎真史(いまざきまさし)さん(49)は「気球は初めて乗った。バーナーがすごく熱くて驚いたが花火も見えて気持ち良かった」と喜んだ。

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