かかし作りピーク 祭り前に趣向凝らす 高岡・中田地区

かかし作りに取り組む住民=高岡市中田

 第40回中田かかし祭(富山新聞社後援)に向け、高岡市中田地区で2日、かかし作りがピークを迎えた。町内や団体のメンバーが自宅や公民館などに集まり、趣向を凝らした作品制作に励んだ。

 今年は23、24日に4年ぶりに開催され、中田コミュニティセンター周辺と中田中央公園に約200体を並べる。同市中田の押川和子さん宅の倉庫では、地区婦人会の会員15人が制作に取り組んだ。今年のモチーフは太陽の神様「天照(あまてらす)大(おお)神(みかみ)」で、ペットボトルとわらで胴体や手を作り、着物の帯や長じゅばんなどを組み合わせた衣装を身に着けさせたり、刀を持たせたりして仕上げた。

 地区でかかし名人と呼ばれる杉澤泰子婦人会長(72)は「4年ぶりにみんなで楽しく作業することで交流につながった。当日はたくさんのユニークなかかしを見てもらいたい」と期待を寄せた。

© 株式会社北國新聞社