子どもたちが新聞づくりを体験する佐賀新聞社の出前授業が8月28、31日、神埼市の西郷小であった。NIE(教育に新聞を)の一環で、4年生19人が記事のレイアウトや見出しの付け方を学んだ。
担任の野口あゆみ教諭が、記事や見出し、写真などの大きさと入れる場所を決める「割り付け」について説明し、「見せたい、伝えたい内容と取材の量を考えながら、記事の頭となるトップを決めてみて」と呼びかけた。児童たちはグループに分かれて、「夏休みの思い出インタビュー」や「好きなアニメ調査」など取材した内容や撮影した写真を基に、記事の配置を考えた。
佐賀新聞社の多久島文樹・NIE推進担当デスクは「見出しやリード文を読めば、記事の大まかな内容が分かるよう工夫してみて」とアドバイスをした。馬場﨑咲花(はな)さんは「取材した内容を考えて、どれをトップに持ってくるか決めるのが難しかった。読みやすい新聞を完成させたい」と笑顔で話した。
児童たちは今後の授業で、清書した記事を模造紙に貼り合わせて完成させる。完成した新聞は校内に張り出される。(樋口絢乃)