9月2日、2023年MotoGP第11戦カタルーニャGPがカタロニア・サーキットで行われ、モンスターエナジー・ヤマハMotoGPのフランコ・モルビデリは予選16番手、スプリントは15位で終えている。ファビオ・クアルタラロは予選17番手、スプリントは18位となった。
初日は下位に沈んでしまったヤマハ勢は、予選Q1からのアタックとなったが、ともに序盤から一気に1分39秒台に突入させる。クアルタラロは、いきなりトップタイムをマークするが、序盤に1コーナーでオーバーランし、グラベル上で転倒を喫している。その後もアタックを継続して1分39秒510まで縮めたが、トップからは0.721秒差で17番グリッドが確定した。
スプリントでは、スタート直後の1コーナーで他のライダーを避けるためにやや大回りで進入し、21番手までポジションを下げてしまう。後方から追い上げを図る形となったが、周回を重ねるごとに着実に順位を挽回させ、最後は18位でチェッカーを受けた。
モルビデリも予選Q1では自己ベストを更新する1分39秒452をマークしたが、予選Q2進出とはならず16番手となった。スプリントでは、スタートでやや出遅れて20番手まで後退してしまったが、中盤以降に追い上げを見せ、残り4周で16番手まで順位を回復。その後、アウグスト・フェルナンデス（GASGASファクトリー・レーシング・テック3）をパスし、15位でフィニッシュした。
■ファビオ・クアルタラロ（予選：17番手、スプリントレース：18位）
「非常に厳しい一日だった。序盤はハードブレーキングを試みたけれど、思い通りにはいかなかった。この2日間、僕たちは改善を目指して、とてもたくさんのものを試してきたけれど、どれも効果がなかった。明日はもっと良くなることを期待しているよ」
「このコースでの僕自身のポテンシャルはよくわかっている。今日のようなポジションで戦うのは本当に残念だ。でも結局のところ、戦い、解決策を見つけるためにここにいるわけだから、未来のために100パーセント集中していきたいと思っているよ」
■フランコ・モルビデリ（予選：16番手、スプリントレース：15位）
「まず、第1コーナーがラッキーだった。ファビオ（・クアルタラロ）が勢いよく抜いて行くのが見えたけれど、僕は転倒などすべての混乱を避けることができた。そのあとはレースに集中し、2台のKTM（ミラーとフェルナンデス）とバトルして最終的には彼らを抑えることができたよ」
