いまだ新天地を模索中…フリーエージェントのプレーヤーたち

写真:いまだ新天地が決まらない選手たち ©Getty Images

9月1日、欧州主要国において夏の移籍マーケットが終了した。高額取引が何件も実現した一方で、今なお移籍先が見つかっていないフリーエージェントの選手もいる。イギリス『デイリーメール』電子版が、新天地が決まっていないスター選手たちを紹介している。

■ダビド・デ・ヘア
マンチェスター・ユナイテッドで12シーズンを過ごしたが、昨シーズン後半戦はミスが目立ったことからエリク・テン・ハフ監督の信頼を失い、契約満了とともにフリーエージェントとなった。最近、彼は熱心にトレーニングに励む姿を自身のSNSで公開し、アピールを続けている。レアル・マドリードはティボー・クルトワ、バイエルンはマヌエル・ノイアーと正守護神が負傷離脱したが、いずれも彼に関心を示すことはなかった。それでも今なおトップレベルでプレーできる実力の持ち主であることは間違いない。

■ジェシー・リンガード
昨シーズン限りでノッティンガム・フォレストとの契約が満了。現在は2020-21シーズンの後半を過ごした古巣ウェストハムでトレーニングをしながら新天地を探している。フィットネスの面で問題を抱えているが、そのウェストハムが獲得に前向きな姿勢を見せており、問題が解消され次第、正式契約を結ぶと見られている。

■エデン・アザール
レアル・マドリードを退団した後はアメリカMLSやフランス、サウジアラビアなど様々な国のチームから関心を示されたようだが、いまだ結論を下してはいない。その理由は、彼が32歳にして現役引退を検討しているためだという。ただ、最近になってスコットランドのクラブから関心を示されているという噂があり、アザール自身が意欲を見せれば電撃契約が実現する可能性もある。

■セルヒオ・ラモス
レアル・マドリードでキャプテンを務め、強烈なリーダーシップを発揮した男も、パリ・サンジェルマン退団後は無職の状態が続く。サウジアラビアの多くのクラブから関心を示されたようだが、それらすべてを断り、ヨーロッパでのプレー継続を望んでいる。37歳と大ベテランの域に入っているため次に契約するのが最後のクラブになるはずだが、自身はヨーロッパのトップリーグのクラブでキャリアを締めくくりたいと考えているようだ。

■フィル・ジョーンズ
マンチェスター・ユナイテッドで公式戦通算229試合に出場した実力者だが、近年は度重なるケガに悩まされており、クラブは1年間の契約延長オプションを行使せず、昨シーズン限りで退団となった。ギリシャのアリス・テッサロニキが彼との契約を検討していると言われているが、現時点で移籍は実現していない。

■ステヴァン・ヨヴェティッチ
2013年にマンチェスター・シティに移籍した後、インテル、セビージャ、モナコなどでプレー。最近はヘルタ・ベルリンでプレーしていたが、クラブの2部降格を阻止できず、昨シーズン限りで退団となった。マンチェスター・シティ移籍後の9シーズンで二ケタ得点はわずか1シーズンだけだが、モンテネグロ代表ではそれなりの活躍を見せている。現在、イランのペルセポリスへの移籍が噂されている。

■ロベルト・ペレイラ
昨シーズン限りでウディネーゼとの契約が満了を迎えたが、同クラブが新たな契約をオファーしているだけでなく、サンプドリアやインテルも新天地候補になっており、イタリア国内で彼に対する関心が尽きることはない。代理人は「満足のいくオファーは存在していない」と主張しているようだが、ペレイラ自身もイタリアでのプレー続行を望んでいるようで、そう遅くないタイミングで新天地が決まると見られている。

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