諫早農特製ジェラート 9月16、17日 のんのこ諫早まつりで販売 青年会議所が開発を依頼

新商品を共同開発した高校生と諫早青年会議所メンバー=諫早市、諫早農業高

 9月16、17日に長崎県諫早市で開催される「のんのこ諫早まつり」を前に、若い視点で盛り上げようと、諫早青年会議所(池田雅英理事長)と県立諫早農業高(同市立石町)が、新商品「のんのこ×かんのう じぇらーと」を共同開発した。
 同会議所が今年6月、若者に同まつりへの参加を促して地元をもっと好きになってもらおうと諫早産の食材を活用した商品開発を同校に依頼。生徒会に当たる農業クラブと、生活科学科2年のプロジェクト班計24人が、牛乳やジャムなど、同校で生産している食品にこだわって企画した。33のアイデアの中から多数決でジェラートに決定し、試作を重ねた。

完成した「のんのこ×かんのう じぇらーと」。(左から)いちご、マーマレード、ブルーベリー、もも=諫早市、諫早農業高

 約1カ月かけて完成したジェラートは、牛乳本来の風味を生かしたあっさり味。同まつり当日限定で、濃厚で甘みたっぷりの同校産ジャム(ブルーベリー、もも、いちご、マーマレード)をそれぞれトッピングした4種類を各350円で販売する。
 同クラブメンバーで食品科学科3年の大門愛深さん(17)と、動物科学科3年の岩永京也さん(17)は「ジャムに使ったフルーツの風味を引き立てる、さっぱりした味にこだわった。諫早においしい物があることを幅広い年代の人に知ってもらい、地域活性化につなげたい」と話した。

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