南海トラフ巨大地震に備えて…県総合防災訓練を実施 3日(静岡県)

大規模地震を想定した静岡県の総合防災訓練が、浜松市と湖西市をメイン会場に行われました。

この訓練は、南海トラフ巨大地震により、県内の広い範囲で震度7を観測、沿岸部へ大津波が襲来したという想定で行われました。

(清水 将光 記者)

「湖西市のこちらの会場では、倒壊家屋にいる要救助者を災害救助犬が捜索する訓練が行われています」

3日、湖西市の会場では、自衛隊や警察、消防らが連携した実働訓練が行われました。人命救助訓練のほか、負傷者をヘリに乗せ、災害拠点病院へ航空搬送する訓練を行い、各機関の密な連携や対処方法を確認していました。

一方、浜松市の会場では、将来の「地域防災力」を育てようと、市民参加型のイベントが開催され、備蓄の確保や家具の固定の呼びかけのほか、非常食のアルファ化米の試食が開かれました。また会場では、高校生が考えた防災ゲームの体験も行われました。

(高校生)

「楽しみながら考えてもらったことを、災害が起きたときに生かしてもらいたい」

2023年の総合防災訓練には、浜松市と湖西市では約2万人が参加し「自助・共助・公助」について、連携や知識を深めていました。

© 株式会社静岡第一テレビ