【ミャンマー】人権団体JFM、国軍支援の富豪9人を公表[政治]

人権団体ジャスティス・フォー・ミャンマー(JFM)は1日、シンガポール経由でミャンマー国軍に武器や資金を提供しているとして、富豪9人の名前を公表した。

JFMは、米経済誌フォーブスが発表する最も影響力のある30歳以下の30人「30アンダー30」を模倣。自国民への弾圧を続けるミャンマー国軍への武器や資金の提供を通じて利益を得ている富豪のリスト「ダーティー・オーバー30」の第1弾として9人の名前を公表した。

インドネシアで5~7日に開催される東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議に先立ち同リストを発表し、ミャンマー国軍による資金や武器の調達をより効果的に阻止するようシンガポールをはじめとするASEAN加盟国に圧力をかける狙い。

リストに掲載されたのは◇地場財閥トゥー・グループ・オブ・カンパニーズ創業者兼会長のテイザ氏◇インターナショナル・ゲートウェーズ・グループ・オブ・カンパニーズの創業者兼社長のナイントゥトアウン氏◇ミャンマー・ケミカル・アンド・マシーナリー・グループの創業者兼社長のアウンフラインウー氏◇ダイナスティー・グループ・オブ・カンパニーズの創業者兼取締役のアウンモーミン氏◇スター・サファイア・グループ・オブ・カンパニーズの創業者兼社長のトゥンミンラット氏◇ショーン・グループ・オブ・カンパニーズ(旧アジア・サン・グループ)の創業者兼取締役のキンピューウィン氏◇KTグループのジョナサン・ミョチョータウン最高経営責任者(CEO)◇シュエビャインピュー・グループ・オブ・カンパニーズの創業者兼会長のテインウィンゾー氏◇投資家のジョージ・インスン氏——の9人になっている。

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