●名所や思い出表現を
金沢マラソン組織委員会は8日~10月9日に開催するオンライン大会で、走った軌跡で地図上に絵や文字を描く「GPSアート」のコンテストを昨年に引き続き行う。普段と違った感覚でランニングを楽しめると人気を博しており、今年はオンライン大会の参加者以外の応募を認める。金沢の名所や思い出にちなんだ作品を全国から募集し、大会の魅力向上につなげる。
GPSアートは、スマホなどのGPS機能で位置を記録しながら走ったり歩いたりして移動し、コースをアプリに表示して絵や文字にする。国民文化祭応援事業で3月から、県内19市町で絵柄を描く「地上絵巻」が行われるなど、ランニングの新たな楽しみ方として注目されている。
昨年のコンテストでは、県内外から鼓門や徽軫(ことじ)灯籠など21作品が寄せられ、「加賀とびはしご登り」が最優秀賞に選ばれた。
今年のコンテストは「金沢を感じて、描こう!」をテーマにした。参加者には兼六園や「若い力」など金沢や石川に関わるコース図を描いてもらう。作品とともに金沢への思い入れや思い出を記したコメント、金沢を連想させる写真を送ると、審査ポイントが加算される。
審査は「個人による世界一巨大なGPS絵画」のギネス記録を持つYassan(やっさん)さん、ほくりくGPSアート部の石川基(もとい)代表ら4人が担当する。最優秀、優秀賞には金沢グルメの満喫セットやクリスタル盾が贈られる。
申し込みは市スポーツ事業団の公式サイトの専用フォームから。