今夏、マンチェスター・シティからバイエルンへの移籍が有力視されながら、最終的には残留を決断したイングランド代表DFカイル・ウォーカー。心変わりした理由について、イギリス『デイリーメール』電子版が報じている。
ウォーカーは今夏、バイエルンへの移籍の意思を明かし、同クラブと2年契約を結ぶことで個人的に合意していた。ウォーカー自身、マンチェスター・シティからバイエルンに「移籍する寸前までいった」ことを明らかにしている。
しかしその後に翻意し、マンチェスター・シティに残留するという決断を下すことになるのだが、そのきっかけはジョゼップ・グアルディオラ監督との“寿司ディナー”にあったという。
「ペップとは本当にいい関係を築いている。僕を食事に誘ってくれたんだ。もちろん彼がご馳走してくれたよ!」
グアルディオラ監督からディナーに招かれたことを明かしたウォーカーは、その席上で交わした会話の一端についても明かしている。
「彼の将来や今シーズンのプランについて、そして彼が何を望んでいるのかを知ることができた。経験を積んだメンバーの一人として、そしてキャプテンを任されている人間の一人として、ペップの意見を聞き、若い選手たちがこれからのシーズンに向けて何を感じているのか、自分の意見を述べることができたこの機会は非常に大きなものだったよ」
マンチェスター・シティはベテランとの長期契約には消極的だが、現在33歳のウォーカーについては例外的措置を取るようで、新たに3年契約を結ぶ予定となっている。また、ウォーカーはケヴィン・デ・ブライネの負傷を受け、暫定的にキャプテンマークも託されている。
「この機会を楽しんでいるよ。ケヴィンが戻ってくるまでは代理のキャプテンを務めたい。あるいは正式にキャプテンを任されることになるかもしれないけど、それは選手たちとスタッフ次第だね。それは特権的なことであり、名誉なことだ。フィールド内外で自分の知識や経験を伝えられないようなら、このような偉大なクラブでプレーすべきではないと思っているよ」