スタートアップ支援で包括連携協定 和多屋別荘、イノベーションパートナーズ、あいおいニッセイ同和損保

包括連携協定を締結した左から和多屋別荘の小原嘉元社長、イノベーションパートナーズの本田晋一郎社長、あいおいニッセイ同和損害保険佐賀支店の遠藤栄一支店長=嬉野市の和多屋別荘

 スタートアップ企業の支援や地域課題解決などを目的に、嬉野市の温泉旅館「和多屋別荘」(小原嘉元社長)とプロモーション会社「イノベーションパートナーズ」(本社・東京、本田晋一郎社長)、「あいおいニッセイ同和損害保険」(本社・東京)の3者は8月31日、包括連携協定を締結した。

 和多屋別荘とイノベーションパートナーズは2022年3月、スタートアップ支援を目的に同旅館内にイノベーションコミュニティ施設「Onsen Incubation Center(OIC)」を設立。入居するIT企業など5社に対し、佐賀県や佐賀銀行グループと連携して、経営や金融面で支援している。

 今回の協定では、サイバー犯罪対策といったリスクマネジメントや保険分野などで、あいおいニッセイ同和損保が持つノウハウを生かして、OICに入居するスタートアップ企業をサポートする。

 和多屋別荘で行われた締結式には小原社長、本田社長、あいおいニッセイ同和損保佐賀支店の遠藤栄一支店長が出席。遠藤支店長は「スタートアップ企業にはリスクマネジメントが第1に必要になる。地域課題解決と地域振興につながるようアドバイスし、佐賀モデルとして全国に展開していきたい」と述べた。(山口源貴)

 

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