車の運転実技、予約制に 県免許センター 来月2日分から

栃木県警本部

 県警は、鹿沼市下石川の県運転免許センターで実施している普通自動車の運転免許取得の「技能試験」など全ての実技について、10月2日の実施分から予約制にする。既に大型自動車2種など9種類の免許を予約制としているが、円滑な試験実施のため、全17種類に拡大する。予約は受験希望日の1カ月前から前日まで可能で、4日から受け付けを始めた。

 新たな実技の予約は、大型特殊自動車や大型自動二輪など8種類の免許の「技能試験」のほか、住民票のない都道府県で技能試験を受ける「技能検査」、オートマチック車の限定免許を解除するなどの「技能審査」が対象。

 県警によると、普通自動車1種の技能試験などは現在、受験日の当日朝に申し込みを受け付けている。ただ、混み具合によっては、午前中で終わる予定が午後までかかることがあるという。全種類の免許を対象に予約制とし、事前に必要な車両の準備や受験者数の調整を行うことで、円滑な試験の実施を目指す。

 予約は県運転免許センター2階窓口か同センターへ電話で事前予約する。土日祝日、年末年始を除く平日午前8時半~午後5時。

 一方、学科試験は、現在予約が必要な大型自動車1種など9種類の免許で予約制を取りやめ、10月2日から全17種類の免許について同センターでの当日受け付けとなる。

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