「海域は熟知している」ボート転覆で漂流の3人を救助したのは地元漁師 海保からも感謝状=静岡

2023年6月に静岡県東伊豆町沖で発生したボートの転覆事故で漂流した3人を救助したのは地元の漁師でした。漁師の知識がスピード解決につながった形です。

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伊豆漁協稲取支所に所属する漁船「安貞丸(あんていまる)」。

船長の安藤雅基さんは2023年6月、伊豆漁協稲取支所の西塚宣洋さんからボート沈没の連絡を受け、すぐに漂流した3人を救助しました。

西塚さんは沈没現場の海域に詳しい安藤さんに捜索を依頼、漁師が培った知識を生かし救助に至りました。

<安貞丸 船長 安藤雅基さん>
「稲取の海域は、端から端まで漁をしていますので、大体は熟知しています。(連絡を受けて)5分で行けたと思います」

2人に対して下田海上保安部は9月4日感謝状を贈呈、今回の転覆事故について「救助が遅れれば、大きな事故になっていた」と振り返りました。

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