「最大限に楽しみたい」 16歳ヤマルがスペイン代表初合流で意気込み! 超スピード出世も 「いたって冷静だよ」

[写真:Getty Images]

スペイン代表に初招集されたバルセロナの16歳FWラミン・ヤマルが意気込みを語った。スペイン『Relevo』が伝えている。

今シーズンのラ・リーガ序盤戦で旋風を巻き起こしている2007年生まれの16歳ヤマル。バルセロナを率いるチャビ・エルナンデス監督は、年齢が一回り以上離れたカンテラ出身の後輩を第2節・カディス戦から3試合連続で先発起用している。

現在は各国が代表ウィークの活動に突入しており、スペイン代表も続々と選手が合流。父親の母国であるモロッコの代表入りも可能なヤマルだが、記念すべき初招集に伴い実施されたスペインサッカー連盟(RFEF)公式サイト上のインタビューでは、自身が生まれ育ったスペインへの愛を語っている。

「僕はU-15から一貫してスペイン代表でプレーしてきたんだ。A代表でもスペインの一員になりたいという思いが揺らいだことは一度もないよ。ユーロ、ワールドカップ(W杯)…これから可能な限りタイトルを勝ち取りたい」

また、ラ・リーガ初先発からわずか3試合でスペイン代表へ…という超スピード出世になったことについては「信じられないことだね」としつつ、「これから起こること全てを最大限に楽しみたい。僕自身はいたって冷静だよ。バルサでのプレーはもう慣れたしね」と充実ぶりを明かしている。

ただ、日本なら高校1年生にあたる16歳の我が子が世界中から大きな注目を浴び出したことについて、母親は少なからず心配している模様。「招集の件を母に電話したらおめでとうと言ってくれた。けど、真っ先に言われたのは『気をつけなさい』の一言。僕は電話して30秒で少し怖くなった」と語った。

それでも、才能溢れる若武者は初のスペイン代表に意気揚々。幼少期はFWマルコ・アセンシオ(PSG)のファンだったといい、「恥ずかしいから直接伝えることはできない(笑) どの選手も素晴らしいけど、彼が一番だ」と、憧れの存在とスペイン代表でチームメイトに慣れたことを喜んだ。

スペイン代表は8日にユーロ2024予選第5節でジョージア代表、12日に第6節でキプロス代表と対戦する。公式戦ながらも相手はいずれも白星の見込める格下。ヤマルはカンテラの先輩MFガビが保持する17歳62日という最年少出場記録を更新することになるだろう。

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