【香港】8月PMI、上昇も2カ月連続の悲観圏[経済]

米金融情報サービス大手S&Pグローバルは5日、香港の購買担当者指数(PMI、季節調整済み)が8月は49.8だったと発表した。前月から0.4ポイント上昇したが、2カ月連続で景況判断の分かれ目となる50を下回った。

8月は新規受注が前月に続き減少し、減少ペースは緩やかながら前月から加速した。中国本土からの新規受注が減少に転じたことが一因。結果として生産量もわずかながら引き続き減った。

調査部門S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのジンイ・パン経済部副部長は、新規受注の減少が続いており、向こう数カ月間は生産量が低迷する可能性があると予測。8月は民間企業の景況感も悲観圏に転じており、短期的な展望は明るくないとの見方を示した。

© 株式会社NNA