茨城・笠間でブレイキン大会 10月22日 県内最大規模、4部門

笠間市立宍戸小の児童クラブで8月にあった出前教室で、ブレイキンの技を披露する講師=同市平町(同市提供)

茨城県内最大規模のブレイキン(ブレイクダンス)大会が10月22日、同県笠間市笠間の笠間芸術の森公園の野外コンサート広場で開催される。4部門に計150人の参加枠を設け、今月11日からソロバトル部門のエントリーを受け付ける。笠間スポーツコミッションとともに主催する市が5日発表した。ストリートダンスの一つブレイキンは、競技として2024年のパリ五輪の正式種目に採用され、改めて大きな注目が集まっている。

大会名は「Breakin,1on1 Battle KASAMA 舞闘(ぶとう)炎Vol.01」。宙を舞い踊り躍動する「ブレイキン」の闘志あふれる炎のような熱いバトルをイメージしたという。

開催部門は▽ソロバトルU-12(定員40人)▽同U-18(同30人)▽同オープン=年齢制限なし(同30人)▽5県代表クルーバトル(茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉の各県代表10人)。このうちソロバトルのエントリーを、11日~10月13日の間、ネットを通して受け付ける。

実行委(実行委員長・山口伸樹市長)に加わったブレイキン歴30年の村松剛さん(48)=阿見町=によると、独自の推計で、茨城県内のブレイキン人口は100人ほど。「小学生が多く、20~30代が続く印象。ダンススタジオなどで習っているケースが多く、来年のパリ五輪で正式種目になったこともあり、興味を持つ人が増えているようだ」と話す。

市は、まちづくりに生かそうと、スケートボードやBMXなどアーバンスポーツの振興に力を入れる。8月には、ブレイキンの出前教室が市立宍戸小の児童クラブの子どもを対象に行われた。さらに本大会開催を記念した出前授業が、同小や北川根小で予定されている。

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