PUDU と日本オーチス、ビル配送ロボット「FlashBot」をエレベーターに連携

今回、初めてPUDUが日本でロボットとエレベーターの連携に成功したという。

FlashBot は、ホテルやオフィスのデジタル管理とサービス向上のためにPUDUが開発し、2021年に世界進出を果たしたビル配送ロボットだ。PUDUは日本オーチスのOtis Integrated Dispatch技術を活用し、ロボットとエレベーターのクラウド連携のテストを複数回にわたり実施した。

エレベーターごとに異なるプロトコルの差異を分析し、様々な環境下でも対応できるよう調整を行うことで、FlashBot が人間の手を借りずとも自動でエレベーターを利用し、ビル内のフロアを移動して配送することが可能になった。

その他にも、FlashBotは柔軟な障害物回避や、インテリジェンスを駆使したきめ細やかなサービスにより、ホテルやオフィスでのロボットマネジメントと、従業員・顧客の体験が向上する。今後PUDU は、強みである互換性に優れたクラウドエレベーターコントロール技術を活用しながら、23年に100台を導入することを目指すとしている。

Otis Integrated Dispatch技術は、日本オーチスによって多くの自律型ロボットと連携できるように設計されたAPIだ。このAPIにより、クラウド、又はローカル接続を介して、エレベーターとロボットのシームレスなインタフェイスを可能にし、また従来の配線で繋ぐ方法よりも柔軟で拡張性を高められる。

さらにエレベーター群、及びバンクレベルでも機能し、様々なプロバイダーが持つ異なったモデルのロボットに対しても、柔軟に対応できる。ロボットが使用できる複数のエレベーターを用意することで、更に効率性を高めることが可能になる。

「FlashBot」について

FlashBot は、エレベーターに乗って、安全で確実に部屋への配達を行うことができるPUDUの最新のビル内デリバリーロボットだ。

  • · 柔軟で効率的な3D障害物回避
  • · Iクラウド上のネットワーク接続を介して、FlashBotとビル内の他の機器との間で操作指示を送信
  • · UV 殺菌ランプを搭載した安心性
  • · 6輪独立サスペンションによるスムーズな走行

「FlashBot」の主な製品技術

PUDU SLAM

PUDU SLAMは、Lidar、カメラ、UWB、RGBD、IMUなどの複数のセンサーを統合した新しいSLAMソリューションだ。PUDUの独自技術であり、ロボットがハイブリッド環境でより効率的にタスクを実行できるようにします。

PUDU SCHEDULER

FlashBotは、複数のロボットが相互に連携し、タスクをリレーし、クラスターのスケジューリングをサポートすることで、配送をより効率的に、サービスをよりスマートする。

PUDU CLOUD

PUDUのクラウドプラットフォームは、PUDUロボットに強力なクラウドベースのスマートサービスを提供。ビジネス管理プラットフォーム、自動運用・保守プラットフォーム、シナリオデータ収集プラットフォームにより、ロボットの稼働状況をリアルタイムに検知し、情報に基づいた判断を行い、インテリジェントな配送を可能にする。

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