滋賀県、手続きミスで落札者取り消し 安土城跡の調査関連

滋賀県庁

 滋賀県は6日、安土城跡の発掘調査を撮影記録する業務委託の一般競争入札で、県側の手続きミスにより落札者を取り消したと発表した。今秋の調査開始が遅れないように近く再入札を行う。

 県文化財保護課によると、8月21日に入札を公告した際、対象の登録業者が閲覧できるサイトに提示すべき入札書の様式や留意事項を掲載していなかった。入札書の様式について問い合わせがあったものの、担当者は様式は自由だと誤った回答をしていた。また、入札参加予定者からの質問への回答はサイトに載せて広く周知すべきだったが、怠っていた。

 今月1日に開札し、いったん落札者を決めたが、契約書を決裁する中で入札書の様式が異なることに気付いた。同課は、落札を取り消した業者に謝罪した。

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