長崎県展応募作の搬入始まる 県美術館など県内4カ所で 熱意のこもる作品次々と

会場に運び込まれる県展の応募作品=長崎市、県美術館

 長崎県内最大の美術公募展、「第68回県展」(県、県教委、県美術協会、県文化団体協議会主催)の応募作品搬入が6日、長崎市出島町の県美術館など県内4カ所で行われ、応募者の熱意のこもる作品が次々と運び込まれた。7日も同館で受け付ける。
 県展事務局によると、日本画、洋画、彫刻、工芸、書、写真、デザインの7部門に計1391点の申し込みがあっており、最多は写真部門の453点。
 県美術館で油彩画を出品した男性(71)は「何度も壁にぶつかりながら描き上げた。自分なりに満足のいく出来。何とか賞に入ることができれば」と期待していた。
 審査は8~10日に実施。各部門から県知事賞を選出し、その中から最優秀の西望平和賞を決定する。結果は16日午前10時に県展ホームページで発表する。
 入賞、入選作の展覧会は17日~10月1日、同館で開催。佐世保会場(10月5~15日、島瀬美術センター)、諫早会場(10月19~29日、諫早市美術・歴史館)でも開く。11月には新上五島町と松浦市で移動展を予定している。

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