【リニア】静岡市長が “残土置き場“ めぐる県の対応に疑問「リスクを示すべき」

リニア工事について議論する静岡市の協議会が開かれ、難波市長は、JRに対し、工事で出た残土置き場の再検討を求めている県の対応に、疑問を呈しました。

6日に開かれた静岡市の事業影響評価協議会では、リニア新幹線の「トンネル工事で発生した残土置き場」の問題について、市と協議会の委員が議論を交わしました。

難波市長は、JR東海が残土の大半を盛り土する計画を示している大井川上流の「ツバクロ」について、「候補地として成立するという前提で議論を進めるべき」と肯定的な考えを示しました。また、「ツバクロは災害が発生した際のリスクが大きい」として、残土置き場の再検討を求めている、県の対応に疑問を呈す場面も…。

(静岡市 難波市長)

「県はシミュレーションをしているのか、県が考えているリスクはこういうもので、安全水準はこれだけと言わないと、JR東海に対処だけ求めるのはどうなのか、問題にせざるを得ない」

協議会では、次回も「残土置き場」について議論する予定で、静岡市は今後、市の見解を県とJRに伝えるということです。

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