電車にはねられ死亡の中学生 第三者委員会がいじめ認定 呉市教育委員会

おととし、呉市の中学生が電車にはねられ死亡した問題で、第三者委員会は生徒に対するいじめを認定し、死亡との間に関連があるとする報告書をまとめました。

おととし1月、呉市の市立中学校に通う当時2年の生徒がJR呉線の踏切内で電車にはねられ死亡しました。

生徒について当初、呉市教育委員会や学校は「現段階でいじめがあったとは判断できない」と報告していましたが生徒の保護者から要望をうけ弁護士などによる第三者委員会を設置し調査を進めてきました。

報告書では、生徒が周囲からからかいや中傷をうけていたほか仲間外れにされるなどのいじめをうけていて、学校の対応にも問題があったと認定し死亡との関連性を否定することはできないなどとしています。

呉市教育委員会 寺本有伸教育長「この度の件につきまして大変重く厳しく受け止め責任を感じているところです」

市教育委員会は「調査委員会からの意見を重く受け止め再発防止策に確実かつ継続的に取り組んでまいります」としています。

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