台風13号は7日、日本の南の海上を北寄りに進んだ。宇都宮地方気象台は8日昼過ぎから夜遅くにかけて県内で警報級の大雨が予想されるとし、土砂災害や低い土地の浸水、河川の氾濫などへの警戒を呼びかけている。
◇最新の防災情報・気象警報
台風13号は7日午後3時現在、時速約25キロで北北東に進んだ。中心気圧は998ヘクトパスカルで、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートル。8日午後には東海や関東甲信に接近し上陸する可能性があり、県内は9日午前に最接近するとみられる。
同気象台によると、台風本体や周辺の暖かく湿った空気が流れ込む影響で、県内は8日昼過ぎごろから特に雨が強まる見通し。同日予想される1時間降水量は県北部、南部とも多い所で50ミリ。同日正午からの24時間降水量は多い所で100～200ミリと予測される。
進路によっては9日も強い雨が続く可能性がある。同気象台は「これまでの大雨で地盤の緩んでいる場所がある。最新の台風情報に留意し、土砂災害に厳重に警戒してほしい」としている。
