福井県立恐竜博物館は9月8日、福井県勝山市北谷町の約1億2千万年前(白亜紀前期)の地層から見つかった恐竜の化石が、「ダチョウ型恐竜」と呼ばれるオルニトミモサウルス類の新属新種と認められ、学名が「ティラノミムス・フクイエンシス」に決まったと発表した。国内で発見され学名が付いた恐竜は11例目で、福井県内では6例目となる。
⇒【写真】ティラノミムス・フクイエンシスの復元模型
化石が発掘された地層は、これまでに同じ獣脚類のフクイラプトルなど5例の新種が見つかっている手取層群北谷層。55点は1998年~2019年にかけて、県立恐竜博物館による第2~4次発掘調査で順次産出した。最大で数十体の個体が含まれるとみられ、平均値から全長約2メートル、体重20キロ前後と推定される。
研究論文は9月7日付で英学術誌「サイエンティフィック・リポーツ」に掲載された。ティラノミムス・フクイエンシスの化石は福井県立恐竜博物館新館3階で、9日から来年1月9日まで展示する。
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